本当に儲かるの?ビットコインの採掘がわかる3つのポイント

ビットコインについて調べていくと「採掘」というキーワードに遭遇。採掘っていうと、金鉱から金を掘り出したりする作業を思い出す。でもビットコインはデジタル上の通貨なのに「採掘」ってどういうことだろう?そこで、ビットコインの「採掘」について調べてみました。

ビットコインの採掘って何?

まずビットコインの採掘とは何なのかを説明します。
ビットコインの採掘とは新しいビットコインを得るために行われる計算のことです。
例えば金鉱では金鉱を掘って(採掘)して金を手にいれます。
それと似ているので採掘と呼ばれています。
ビットコインでは採掘(計算)のみが新規に発行されたビットコインを得る手段なのです。

ビットコインの採掘(計算)は世界中の有志の手によって行われます。
この計算は、ビットコインが正しく安全に運営されるために必須の作業です。
その作業をしてくれたお礼に、新規に発行されたビットコインをもらうことができる仕組みです。

尚、採掘はマイニングともよばれています。

採掘にはライバルがいっぱい

ビットコインの採掘

実はこの採掘は誰にでもすることができます。
コンピューターに採掘のプログラムをインストールし起動することで、コンピューターが計算をしてくれるからです。

この計算は10分間に1回の頻度で出題される仕組みになっていて、一番最初に正しい答えを導きだした人のみがビットコインを得ることができます。つまり、より早く計算できるコンピューターを持っている人が有利になります。

ちなみに何故出題が10分に1回なのかは、ビットコインの総発行枚数が決まっているからです。
総発行枚数が決まっている理由は、ビットコインの価値を保つためです。際限無くビットコインが発行されてしまったら、1コイン当たりの価値が下がってしまい、通貨としての信用性が損なわれるからです。
ビットコインの総発行枚数は2100万ビットコインとされており、2140年までに発行される予定とされています。

さてこの採掘作業ですが、年々競争が激化しています。

というのもビットコインが初めて発行された2009年頃はビットコインの知名度が低かったため、採掘のライバルも少なかったからです。一般的なノートパソコンやデスクトップパソコンでも採掘ができたそうです。

しかし、ビットコインは上昇と下落を繰り返しながら年々その価値を上げ続けました。2010年は1ビットコイン5円くらいでしたが、2016年には6万円くらいになり、2017年には10万、20万、30万と価値が上がっています。
同時に知名度も上がり、ビットコインに興味を持つ人が世界中で増えていきました。

その結果、採掘で得ることのできる新規発行のビットコインを狙う人が増え、一般的に手に入れられるようなコンピューターでは、採掘の勝負に勝てなくなるようになりました。

そこで、ビットコインの発掘を行うための会社ができたり、ビットコインの採掘専用のコンピューターが並ぶ設備ができるようになりました。また、複数の人で協力し各々のコンピューターをインターネットでつないて発掘するプールマイニングとい方法も登場しています。しかしその場合、報酬は山分けとなります。

つまり、ビットコインの採掘で勝つためには、高性能のコンピューターとそれを置く場所や冷却施設などを揃え、それを支える電源設備や電気代が払えるような準備をしないといけなくなったのです。

採掘にかかる費用と、採掘で得られるビットコインの価値を計算してみて割りにあうのであればよいのですが、個人で採掘をしたところでたががしれている状況なのです。採算は合わないのが現状と言えるでしょう。

ちなみにビットコインの採掘の8割は中国で行われていると言われています。

採掘で儲けるには?

ビットコインの採掘は競争が激しく、簡単に儲かるものではなくなりました。
そこで、注目されているのがビットコイン以外の仮想通貨です。
ビットコイン以外の仮想通貨はまとめてアルトコインと呼ばれています。
アルトコインは世界中に1000以上もあり、どんどん開発されています。
またビットコインと交換できるアルトコインも増えてきました。

仮想通貨におけるシェア1位はビットコインですので、アルトコインの採掘については、ビットコインほど競争が激化していません。そこで、ビットコインで採掘をしていた人達が、アルトコインの採掘に乗り出しています。採掘したアルトコインをビットコインに換金することで利益をあげているようです。

気を付けなければいけないのは、ビットコインもアルトコインも価値が保証されているわけでは無い点です。
採掘にかけた設備投資額を、その時点のビットコインの価値で回収しようとした場合、もしかするとビットコインが暴落したり、使えなくなって価値がゼロになる可能性もあるということです。この場合は儲かるどころかマイナスになってしまうでしょう。

ビットコインやアルトコインでの採掘は魅力的ですが、あくまでの自己責任ということになります。

採掘って実際にはどんなことをしているの?

最後に採掘についてもう少し詳しくご説明します。
採掘は計算とお伝えしましたが、実際にはどのような計算をしているのでしょうか?

採掘は検証・承認作業
ビットコインは仮想通貨なので、その取引は全てデジタル上で行われます。
そしてその取引は全て記録されています。しかし最初はその記録は未承認になっています。
そしてその未承認の取引に対して、送金情報の保有者が間違っていないか、ビットコインを二重に使ってないか、改ざんされたビットコインや偽のビットコインを使ってないかなどをチェックして承認する作業が採掘です。
採掘があることで、ビットコインの安全性や信頼性が担保されているのです。

計算は因数分解に似ている
採掘は計算で行われます。
ある条件に見合う数字を見つけるためにひたるら計算を繰り返えします。
因数分解に似ていますね。

以上、ビットコインの採掘についてでした。
ちなみに日本は電気代が高いので、採掘には向いていないと言われています。

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